ボタニカルアーティストの会

植物画を楽しみ、活躍されている皆様です。

JGSボタニカルアート展で大賞を受賞

西山 敦子さん(東京都日野市)

 子供の頃から絵を描くのが好きでした。出産・育児で描く時間がなくもどかしく感じていた時、以前植物画を勧めて下さった方の言葉を思い出し、身近な花を描き始めました。

 モチーフのビワは、以前にも実を描いたことがありますが、その時は小さな地味な花の存在を知らずにいました。今回、犬の散歩でよく通る道沿いの大木に花を見つけた時はうれしくて、見知らぬお宅の方に声を掛けて譲っていただきました。

2006年JGSボタニカルアート展
大賞作品 ビワ
Eriobotrya japonica(バラ科)

西山敦子さんは、日本園芸協会の植物画講座修了生。現在は植物画講座の添削指導も行なわれています。

画文集を出版しました

小宮 和加子さん(神奈川県大和市)

植物画を始めて13年。試行錯誤の繰り返しの中で92年、94年と創芸大賞を受賞し今日に至っています。時の流れにまかせて絵を描き続けた結果が、この度、画文集という財産として残りました。出版を記念して個展を開催し、大勢の方々に植物画の魅力に触れて頂けた事は大きな喜びであり、今後の糧となります。植物が好きで始めた絵が表紙絵、図鑑の原画、寺院の天井画へと絆が繋がり、更に世界が拡がって来ました。

 “継続は力なり”を実感する毎日です。


出版記念原画展会場にて。
(東京・銀座)

「小宮和加子画文集
ボタニカルアートの風にのって」

教室の仲間とグループ展を開催

広内 綾子さん(神奈川県川崎市)

私は山道に咲く草花を自分の手で描く事が出来たら、との願いから日本園芸協会の植物画教室の生徒になって10年になります。吉田桂子先生の御指導の下、教室の仲間で「たんぽぽ」と言う会を作り、年1回のグループ展を開いて4年目、年々ご来場の方々も増え、今年は最高の約700名様となり、皆様方の御批判を研修の糧としております。植物画を習う楽しさは絵を描くだけでなく、趣味を同じくする15人の仲間との触れ合いが最高です。

 今後共15人の仲間と共に、この趣味を生涯の生き甲斐として、何時までも大切にしていきたいと思っております。

「第4回たんぽぽボタニカルアート展」会場にて。右から広内綾子さん、田村路子さん、神谷宏子さん。(東京・銀座)

植物画が切手になりました

山田恭子さん(長野県塩尻市)

自然豊かな信州に生まれ育ち、こうして緑の中で生活していると、ともすればその有難さを忘れがちですが、植物画に関わったお陰でいかに幸せな事であるかを再認識しております。この五月一日(2002年)、信越郵便局から私の植物画四種類が五十円切手「越後の花」として発売されました。気楽に引き受けたものの、いざ始まってみるとやはり難物。出来上がった切手の見本を初めて目にした時は、嬉しいというよりはほっとしたというのが実感です。

 今後は、ライフワークとしての信州のお寺の天井画に全力を傾ける予定です。これも創芸大賞という後ろ楯があったからこそと感謝申し上げます。

発売を記念した作品展にて。

山田恭子さんが描いた、ふるさと切手・越後の花(「ユキツバキ」「カンゾウ」「アヤメ」「イワカガミ」の4種類)

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