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 園芸ファン通信 VOL.58

メイストーム(春の嵐)という言葉があるように、春は風が強い天気になることがあります。
油断をしていると、シャクヤクなどの宿根草の蕾が風で傷むことがありますので注意しましょう。
また、バラや宿根草花壇などが見事に咲いてくれる季節です。
写真に撮って、ガーデニングコンテストに応募されてみてはいかがですか。
ガーデニングコンテストは、日本園芸協会の開催する、誰でも無料で参加できるコンテストです。 詳しくは、下記からご覧ください。


全国ガーデニングコンテスト2005参加者募集中!

当協会主催の「全国ガーデニングコンテスト2005」の参加者募集中です。
応募方法は簡単です。あなたのお庭の写真に簡単なコメントを添えてお送りください。
大きなお庭でなくても、ベランダや窓辺など、ガーデニングを楽しまれている方ならば、どなたでもご応募いただけます。
どんなガーデニングでも素晴らしい点があれば入賞できます。
ガーデニング愛好家の皆様、ぜひご応募ください。

詳しくはこちらからごらんください。 http://www.gardening.or.jp/contest/index_boshu.html


■バラ入手のポイント

そろそろバラの季節の到来ですね。園芸店でも、花付きの鉢が多数、並べられています。
これからバラを入手される方のために、ポイントをまとめました。

●庭植え? 鉢植え?

ほとんどの種類は、鉢植えにも庭植えにも適します。
ただ、長く伸びる大輪のツルバラ系統は、鉢植えはちょっとつらいですね。
オールドローズやイングリッシュローズ、フロリバンダローズ、ハイブリッド・ティーローズなら、大きめの鉢やコンテナで育てられます。 また、鉢植えの場合はなるべく花期の長い種類がよいですね。
ハイブリッド・ティー(H・T)、フロリバンダは原則四季咲きですが、オールドローズ、イングリッシュローズは一季咲きや二季咲きの種類も多くあります。ラベルで確認するか、店員さんにアドバイスを求めましょう。


★鉢植えでも庭植えでも真価を発揮するバラ・アイペイント
(フロリバンダ)

★シュラブ(半ツル性)の修景用のバラ・サマーウインド

●新苗の手入れ

新苗(芽接ぎ苗)は、節間の詰ったややずんぐりした感じの苗が良苗です。
入手したら、早めに大きな鉢(6号)に植え替えます。
新苗は接ぎ口が不安定なので、根元と茎を持って丁寧に扱いましょう。
接ぎ木部分のビニールテープははずさないでおきます。
また、ついている蕾はそのまま咲かせると、株が弱りますので、5枚葉の上で切り取ります。
最初の年は株を充実させるのが肝心です。
株が生長をはじめ、新しくシュートが伸びてきたら花を咲かせるようにします。


●花後の手入れ

花が咲き終わったら、花がらを摘みます。
一季咲きの品種は花首の下で、多季咲きの品種は5枚葉の上で切り取ります。
なお、一般に花つき鉢は株の大きさよりも小さめの鉢に植えて売られています。
このまま鉢で育てる場合も、花が終わったら一回り以上大きな鉢に、根鉢を崩さないように植え替えます。
用土には肥料を混ぜないでよいです。

●病害虫防除

バラは雨が当たると病気の発生が多くなります。
鉢植えの場合、雨が続きそうなときは、軒下に鉢を移して病気の発生を防ぎましょう。
ただ、完全に防ぐことはできないので、薬剤散布は定期的に行います。
黒点病とうどんこ病の予防のためにダコニールかサプロール(黒点病)、ミネラシン(うどんこ病)をそれぞれ1週間おきに散布して予防します。
梅雨明けからは、ハダニの防除用にオサダンなどの殺ダニ剤の散布を月2回追加し、アブラムシ、チューレンジバチなどが発生したら、スミチオンなどの殺虫剤を散布します。

●施肥と水やり

バラは肥料と水を好みます。
四季咲き・二季咲き品種の場合は、開花時期(蕾が色づくまで)と真夏を除いて、月1回固形肥料を置肥(親指大のものを3〜5個)、月2回液肥を施します。
一季咲きの場合は花後の肥料は半分とします。新苗の場合も秋までは肥料は半分くらいでよいでしょう。


■人気の宿根性アサガオの育て方

強健でつるがよく伸びる宿根性アサガオが人気です。
原産地は、日本の南西部から熱帯アジア。
寒さには意外と強く、関東地方南部くらいまでなら露地で越冬します。
イリオモテアサガオやリュウキュウアサガオの名前で流通していますが、日本名(標準和名)は『ノアサガオ』、アサガオやサツマイモと同じイポメア属(Ipomoea)で、オーシャンブルーはその品種です(アサガオやノアサガオなどをPharbitis属にする分類もあります)。


●入手と管理
普通のアサガオと同様にポット苗が売られています。
ただ、つるが5、6メートルは楽に伸びますから、行灯作りよりも、長い支柱や紐を垂らしてよじ登らせ、スクリーン仕立てにするとよいでしょう。植え場所は、日当たりと排水がよいところです。

●花の咲かせ方
短日性が強く、秋遅くにならないと花が咲きにくい面があります。
肥料は控えめにし、特に窒素肥料を避けて、カリ肥料や草木灰を多く与えると、花が早く付くようです。
土も乾き気味のほうがよいでしょう。

●繁殖と冬越し
挿し芽でよく発根します。
枝先を清潔な川砂や鹿沼土に挿して、半日陰のところで管理すれば2週間ほどで発根します。
種子は、やや稔りにくい面があります(開花時期が遅いので)。
冬になったら、つるを元から切り、根元に腐葉土などを厚めに被せて霜よけをすればよいでしょう。


■季節の手入れポイント

<花壇・ガーデニング>
クリスマスローズの種子が熟し出す頃です。
そのままにしておくと、実がはじけて種子が飛び散ってしまいますので、実の色が白茶色に変わってきたら、早めに採取するか、目の細かい網袋をかぶせて置きましょう。
なお、採取した種子は日陰で乾かしてから紙袋に入れて、9月中下旬の播種時期まで冷蔵庫の野菜室で保管します。
そろそろ夏花壇の準備をする時期ですね。
サフィニアやペチュニア、ニチニチソウなどのポット苗を早めに入手し、込みすぎたところの枝を1、2本切り取り、挿し芽して苗を増やしておきましょう。今の時期ならば3週間ほどで新しい苗が作れます。
ニチニチソウはやや寒さに弱いので、定植は遅霜の恐れがなくなってから
★ニチニチソウはやや寒さに弱いので、定植は遅霜の恐れがなくなってから

<花木・庭木>
害虫の多発する季節です。早めに見つけて対処しましょう。
ウメやスモモなどで新しく展開した新葉が縮れてしまうのは、アブラムシの被害によることが多いものです。
スミチオンかオルトランを定期的に散布しましょう。
ツツジ・シャクナゲ類のスリップス(葉の緑が部分的に薄くなり、絣模様になる)には、夏まで月に2回くらい浸透移行性の殺虫剤(エカチン、オルトランなど)を散布しましょう。
ツバキ・サザンカのチャドクガは、まだ群をなしているうちにスミチオンやディプテレックスなどを散布しましょう。
ウメやカリンなどのオビカレハ(ウメケムシ)、サクラなどに多いアメリカシロヒトリなども同様です。
ニチニチソウはやや寒さに弱いので、定植は遅霜の恐れがなくなってから
★アブラムシの被害で新葉が縮れたウメ


カイガラムシ(花木庭木の幹に黒い小さなこぶのようなものが着いたり、枝先や幹に白い粉がふいていたりする)は、今の時期が孵化時期で、農薬散布で駆除できる適期です(育って殻をかぶるようになると、薬が効きにくい)。スミチオン、エカチンやデナポンを散布しましょう。
また、幹についたものは竹ベラなどでこすり落とします。
カキのヘタムシは、果実のヘタから侵入して中を食い荒らし、落果させてしまいます。
ヘタムシは今頃(5月下旬〜6月)と8月の2回発生します。
対策としては、発生時期に1週間おきに2、3回、スミチオン乳剤を散布します。
併せてトップジンM水和剤を混合散布すれば炭そ病などの予防もできて効果的です。

<花鉢物>
熱帯性の花木や観葉植物なども外に出せる時期になりました。
ただ、日陰に置いてあった鉢を急に日向に出すと、葉焼けを起こしますので、段階を追って、徐々に強い光を当てるようにします。
また、ハイビスカスやエンジェルストランペット、ランタナなどは、庭に植えつけると、夏中良い花を咲かせてくれます(10月下旬に掘り上げて、鉢に植え直す)。
なお、デュランタなどは、根が自由に伸びられる間は花が咲きにくいですから、植え場所を考えましょう。
また、ポインセチアの挿し芽、花の終わったクンシランの植え替えの適期です。

<家庭菜園・ハーブ>
野菜やハーブ類の種子まきや苗の植付けの時期です。
特に夏に新鮮な味の楽しめるトマトやナス、キュウリなどの果菜類は、充分暖かくなった今が植付けの時期です。
苗は、芽出しの双葉まで生き生きとし、節間が詰まってがっちりとして緑の濃いものが良苗です。
また、熱帯性のオクラ、モロヘイヤ、エンツァイの種まきの時期です。


■イベント情報

●2005年国際博覧会「愛知場万博」(愛知県)3月25日〜9月25日
名古屋市東部丘陵・瀬戸市 連絡先 Tel 052-569-2005
http:www.expo2005.or.jp

●さつきフェスティバル(東京都) 5月25日〜31日
上野公園不忍池畔 連絡先 Tel 03-3821-8430

●第34回鹿沼さつき祭(栃木県) 5月28日〜6月6日
鹿沼市花木センターほか 連絡先 Tel 0289-63-2188




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毎月の植物の手入れ方法をご紹介する「季節の園芸作業」はこちらから。

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