ボタンの名所
ボタンの名所としてはお寺が多いのが特徴。
■なかでも有名なのは、1300年の歴史を持つ真言宗豊山派の総本山・奈良県桜井市の長谷寺。元禄年間からボタンを栽培しており、寺内傾斜地のボタン園や花壇には約7000株。4月下旬から5月初旬が見頃になります。
■同じ奈良県当麻町の当麻寺もボタン寺として有名。二上山麓にあり天平期の東西両塔を残す古刹で、両塔の前のボタン園を始め
寺内には2万株。4月下旬から5月初旬には一斉に咲き乱れます。
■別名・ボタン大師とも言われているのが、東京都足立区の西新井大師。
厄除けと開運の霊場として有名ですが、ボタンの名所としても江戸時代から知られており、約4500株のボタンは4月下旬から5月上旬が見頃となります。
■もう一つ、静岡県袋井市の可睡斎も有名。
曹洞宗の名刹で、古松老杉、花の名所としても知られ、ここのボタン苑には約5000株のボタンが植えられていて、4月下旬になれば
一斉に開花します。
■この他、変わったところでは、福島県須賀川市の須賀川牡丹園があります。
江戸中期に薬用目的でボタンを栽培したのが始まりで、今では改良品種や200年を超えた古株など約4000株に。
5月上旬から中旬が見頃で、中には高さ2mのものも。
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